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病害虫の予防と早期発見

植物を育てていると、やはり気になるのが、病害虫。
初夏~梅雨の時期は植物にとっても枝葉を伸ばし成長しやすい時期ですが、カビやウイルス・虫にとっても繁殖に適した季節でもあります。

庭にそれらを蔓延させないための病害虫防除の基本は、予防 + 早期発見 + 早期対策

適した環境で健全に生育している植物には、基本的に病害虫による害はあまりおこりません。
まずは植物にとって適した環境であるよう配慮すると共に病害虫が発生しにくい環境をつくりましょう。

例

【 病害虫予防の為に・・・ 】

■ こまめに観察をして、手入れをする。

異変を早期に見つけるためにも、日々の観察が大切です。花がらはこまめに摘み取り、痛んだ葉は取り除きます。
雨の後は受け皿に溜まってしまった水を捨てたり、長雨の季節は蒸れに弱い植物は雨の当たらない場所に移動してあげることも大切です。

■ 花期が終わった一年草は早めに植え替える。

花期が終わった一年草は、徐々に勢いが衰え枯れていきます。勢いが衰え始めた花は虫も付きやすくなりますので、早めに植え替えてあげましょう。

■ 掃除を徹底

害虫やウイルス、細菌の温床をつくらない為に、全体的に整頓をして不要なものを片付け、綺麗に清掃しておく事が大切です。
雑草もきちんと除草して病害虫を寄せ付けない環境をつくっておきましょう。

■ 風通りの良い環境を作る
鉢植えの配置間隔をあけたり、プランタースタンドなどを利用して、高低差のある配置にして風通りの良い環境をつくります。

枝葉が茂りすぎている場合は切り戻しをしたり、混み合った所を透いて樹冠内の風通りをよくしてあげましょう。

■ 病害虫を持ち込まない
新しく植える植物は状態の良いものとし、鉢植えなどに用いる土も清潔な土を使うようにします。

■ 
病害虫が付くのを防ぐ
鉢植えは地面に直接置かないようにし、花壇や畑はマルチングをしてあめなどで泥が跳ねて植物に付くのを防止します。

■ 丈夫な植物を適切な環境で育てる
健やかに育つ植物には、病害虫もあまり発生しないものです。地域にあった植物を、適切な環境で育てましょう。
また、病害虫にかかりにくい丈夫な植物を選ぶことも大切です。

◆ 早期発見

植物によって、罹りやすい病気やつきやすい虫はだいたい決まっています。
(あらかじめ、育てている植物の種類やその性質、かかりやすい病害虫について調べておく事も大切です。)

日々の管理の中で、異変がみられたら、植物名・症状 をもとに図鑑やインターネットで調べてみましょう。

「虫の存在が認められる
「葉や花が食べられていたり、穴があいている」
「周辺に糞や木屑が落ちている」
・・・といった場合は害虫による被害。

なんの虫が付いているのか、確認の上、捕殺や殺虫剤散布にて対応します。

「不自然な奇形の葉」
「白い粉や斑点があり、拡がっていく」
・・・といった場合には、ウイルスや菌による病気の疑いがあります。

なんの病気かを特定して、そのウイルスや菌に効く殺菌剤を散布します。

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