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樹木紹介

イチョウ

イチョウ


街路樹として多く見られるイチョウ。

性質も強く、育て易く、自然と円錐形のきれいな形にまとまり、特に大きな病気にもなりにくい・・と、街路樹としてはとても優秀な樹木で、秋に美しく黄葉します。

葉には水分が多く含まれ、防火性のある樹木としても知られています。

街のあちこちでみられ、日々の生活の中でもとても親しまれている樹木ですが、実は『生きた化石』とも呼ばれる樹木。

恐竜のいた時代から、現在までほとんどその形態を変えずにいるといわれています。

大きく育ちすぎるので、庭木としては向きませんが植えるとしたら大きく成長してもOKな広い所で、日当たりの良い所に。

とても寿命の長い樹木なので、古くから伝わる樹も多く残ります。

秋、イチョウが黄葉する時期には、神社やお城、古くからの公園等へ出かけ、巨木となったイチョウを見に行くのもおススメです。

熊本城のイチョウ

熊本城のイチョウ。
熊本城は『銀杏城』とも言われます。

イチョウ①

御堂筋のイチョウ。
イチョウは、東京都、神奈川県、大阪府の都道府県の木でもあり、ほかにも市の木として掲げる都市が多くあります。

大都市では特にイチョウの街路樹が多いですが、『ぎんなん』が付くと異臭の苦情が出るので、雄の木が植えられているケースが多いそうです。

イチョウ

日比谷公園の『首かけイチョウ』

名前を聞くとびっくりしてしまいますが、これは日比谷公園建設時に移植された木で、当時は(今の)日比谷交差点にあったイチョウが道路拡張の為伐採されそうになっていたのを 日比谷公園設計者の本多静六博士が『私の首をかけてでも移植をさせる』と移植をさせた事から、『首かけイチョウ』と呼ばれるそうになったそうです。

写真はちょうど数日前に日比谷公園にフラワーショーを見にいった際に撮影したもの。
見上げているだけで元気がもらえるような優しい雰囲気の樹木です。

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