台風対策
特に気をつけたいのは強風!・・・事前にしっかり対策を!!
台風対策は激しい雨風が来てからでは作業も危険になります。
台風の接近・上陸の恐れがある場合は、事前にしっかりと対策をしておきましょう。
■ 事前の対策
【鉢植え】
□ 吊るしているもの
□ 棚や高い所に置いてあるもの
高い位置に置いてある鉢や吊るしている鉢は下におろして、
軒下や壁際など 雨や強風に当たらない場所にまとめて
おきます。
□ 小さな鉢植え
□ 軽い鉢植え
小さな鉢に植えられたミニ盆栽や、プラスチック鉢に植え
られた軽い鉢植えなら、一時的にダンボール等の箱に
まとめて入れて、ビニールシートをかぶせておくのも一案。
大事な鉢植えならば、室内に取り込んでおくほうが安心です。
□ 草丈の高い鉢植え(寄せ植えなど)
寄せ植えなど、草丈の高いものは 支柱を挿してから
不織布やビニールシート等で全体を覆っておきましょう。
□ 大きな鉢もの
土がこぼれないよう、新聞紙を鉢土の表面に詰めるように
入れて覆います。その後、枝葉全体を不織布でふんわりと
覆ってから紐で縛ってあらかじめ横に倒しておきます。
倒した鉢が転がっていかないよう、レンガ等重みのある物を
鉢の両サイドにおいておきましょう。
【 ガーデニングツール ・ ディスプレイ雑貨 】
ガーデニングツールやディスプレイとして置いてある雑貨は、まとめて箱にしまうか、室内に取り込んでおきましょう。
ディスプレイの雑貨は軽いものが多いので、注意が必要です。
※特にバルコニーでは 飛ばされそうなものがないか、しっかりと確認し、事前に室内に取り込んで下さい。
【 庭木類 】
庭木類は、支柱やしばっているシュロ縄が老朽化してないか確認しておきます。
庭木の大きさに対して、あまりにも脆弱な支柱の場合は、支柱の付け替えも検討しましょう。
枝葉が茂りすぎている樹木や、ニセアカシアやミモザなど強風で倒れやすい樹木は、
混み合った枝をあらかじめ剪定して 風通りを良くしておきます。
■ 台風が去った後は・・・
① 庭全体を見回り、散乱したゴミや折れた枝などを
綺麗に清掃します。
バルコニーでは、排水口や排水路も綺麗に掃除しましょう。
② 植物の手入れをしながら、もとの位置に戻します。
折れた枝葉をそのままにしておくと、病害虫の発生原因と
なる事があるので、綺麗に取り除きます。
草姿が乱れたものは、切り戻しておくのもオススメ。
台風後、折れたり傷ついたところから病原菌が入って
病気が蔓延しやすいので、全体的に衰弱してる場合は
殺菌剤も散布しておきましょう。
海に近い地域では・・・
塩害防止の為、全体を水洗いしておきましょう。
塩害とは、植物の枝葉に塩分が付着し、葉が茶褐色に変色
して萎れてしまう状態をいい、海に近い地域では台風時の
風雨によって海からの塩分をかぶり、植物が塩害を起こす
可能性があります。
海に近い地域では、株全体に水をかけて、かぶった塩分を
洗い流しておきましょう。