留守中の水やり
長期休暇や旅行時に気になる植物への水やり。
特に土の量が限られている鉢ものは注意が必要です。
一番安心なのは自動潅水装置の設置となりますが、数日の留守ならいくつかの工夫でも乗り切れます。
育てている植物の状況や留守の日数などにあわせ、対策をとっておきましょう。
対策その① 日陰に移す
暑さ対策同様、留守の間の水分の蒸発を和らげるため、鉢を日陰に寄せておきましょう。日陰になる所が無い・・と言う場合は、遮光ネット等で囲いを設けて日陰を作ってあげます。
暑さからも守ってあげる必要があるので、スノコやウッドパネルを敷いてコンクリートの熱から保護する事も大切です。
※植物の暑さ対策についてはこちらでも紹介しています。
対策その② 水を浅く張って、日陰におく
数日留守にする場合は、日陰に移すだけでなく、受け皿に少し水をためて置きましょう。たくさんある場合は低いトレイにまとめて入れて、水を浅くはって置くと安心です。
浅いトレーがなければ、発砲スチロールでもOK。その際は雨で必要以上に水がたまらないよう、側面に穴をあけておきましょう。
夏は水がお湯になる恐れがあります。
日の当たる場所、温度が上がる場所では絶対に行わないようにして下さい。
対策その③鉢を埋める
鉢を埋めて温度の上昇や乾燥を防ぎます。
庭がある方は、木陰等の日陰に鉢を埋めてあげましょう。
発砲スチロールに底穴をあけ、鉢底石を敷いて培養土を入れ、小さな鉢をまとめて埋めてあげてもOKです。発砲スチロールは、日陰において暑さや乾燥から保護します。
さらに乾燥を防ぎたいときは、マルチングもしてあげましょう。
対策その④自動潅水装置の設置
こちらが一番安心な方法です。
メーカーによっても異なりますが、市販される簡易システムとしてはだいたい図のようなイメージとなります。
①水栓に簡易コントローラーを付ける。
②チューブを分岐させて必要な分だけ点滴ノズルを設置
市販される基本セットに、適宜パーツを足して設置すると割合スムーズに設置できます。
旅行当日にいきなり使うのではなく、数日前には設置をすませ、水やり具合を確認しておきましょう。