夏の暑さ対策としての、緑のカーテン

夏の暑さ対策として人気の緑のカーテン。

窓の前に生育力旺盛なつる性を育ててて夏の日差しをさえぎる事で、暑さを緩和させるこの取り組みは、植物を育てる楽しみや収穫の楽しみが味わえる上に『確かに涼しい・・』と年々人気が高まっています。

大きな園芸店などでは、緑のカーテン用の植物のコーナーがあったり、枠として設置しやすいように支柱やネットや取り付け金具がセットになっているものも販売され、より気軽に楽しめるようにもなっています。

緑を増やし、緑の力を利用して冷房を控えるエコな取り組みとしても感心を集める緑のカーテン。今年の夏の暑さ対策として、楽しんでみませんか？

【緑のカーテンが涼しい理由】

■日差しを遮り、緑陰空間を作る。
ツルを伸ばして枝葉で木陰を作る事で夏の直射日光を遮り、さらに、木陰がある事で地面の蓄熱や反射熱を緩和します。

■植物の蒸散作用で、葉そのものとその周辺を涼しく保つ。
コンクリートの壁やすだれなどの場合、熱を受けるとそれ自体が暑くなってしまいます。植物の場合は、枝葉が一定の温度を保てるように、植物自身が蒸散をして温度調整をする為、熱くなる心配がなくなります。

■緑空間からのそよ風
緑のカーテンによって適度に冷やされた空気は、枝葉の間を通り抜ける風で、周辺の空気も冷やします。
窓を開けてそよ風として楽しむ事ができ、そよ風にあたる事で、身の回りの熱が動いて涼しさを感じるようになります。

【緑のカーテンになる植物】

緑のカーテン向きの植物として定番なのは、ゴーヤー。
他にも、ヘチマ、アサガオ、マンデビラ、パッションフルーツ、フウセンカヅラ、酢ネールフラワー、オカワカメなど、夏の暑さに強い生育旺盛なつる性植物が『緑のカーテン用の植物』として販売されています。

葉の茂り具合や収穫も楽しめる、育てやすい・・という点では定番のゴーヤーがおススメですが、夏らしい南国の雰囲気も楽しみたいなら、マンデビラやパッションフルーツ、少しやさしげな和の雰囲気を出したいという時はフウセンカヅラなどもおススメ。
好みや作りたい雰囲気に合わせて選びましょう。