芝刈 (月2回程度 夏の生育期は月4回 )
芝刈は見た目を整えるだけではなく、芝の分枝も促す大切な作業です。
生育期にこまめに行う事で、健やかに美しい芝生を保つことができます。
※ここでは、一般に芝生として植えられやすい『高麗芝』の管理のしかたをご紹介いたします。
STEP 1: 芝刈機の調整
刈り込む高さの調整をします。
美しい芝面とするには、刈高は2cm程度が望ましいですが、低く刈られたし場面は光も入りやすく、雑草も出やすく管理が難しくなってきます。
ある程度芝のふんわり長めに伸ばしておくと、その分管理の手間が楽になりますので、あまり手間をかけたくはない場合は3~5cm程度で刈り込みましょう。
設定の仕方は、芝刈機によって異なりますので、付属の取り扱い説明書を見ながら、調整しましょう。
STEP 2: 芝生地の清掃
芝全体を見て小石やゴミを取り除きます。
作業効率を良くする為、芝刈機の刃を傷めないようにする為、そして、芝刈り中に小石がはじかれて思わぬところに飛んでいかないようにする為、しっかりと行いましょう。
STEP 3: 芝刈
芝刈機で芝を刈ります。
(小面積なら、刈り込みハサミや芝刈用バリカンでOK)
刈る時は、刈幅を重ねながら、均一に刈っていきます。
長く伸びた芝の場合は、いきなり短く刈ると下で蒸れて黄色くなった部分のみとなり、新しい芽が出にくくなります。
その場合は、いきなり短く刈り込むのではなく、芝刈り回数を重ねながら、徐々に短くしていきましょう。
STEP 4: エッジ(縁)の刈込
刈残ったエッジ部分(縁)を綺麗に刈り込みましょう。
刈り込む際は、芝刈り用のハサミや、刈り込みバサミを使います。
芝刈り機の刃があたらず、ついついそのままにしてしまいがちですが、エッジ部分を綺麗に刈り込むと、全体的に美しい芝に見えるようになります。
芝が広がってエッジのラインが綺麗に出ない時は、ターフカッターで不要な芝を切り、ラインを作り直します。
STEP 5: 清掃
刈り終わったら、熊手で綺麗にサッチ(刈った草)をかきだしてすっきりと清掃をします。
サッチを残してしまうと、蒸れや病気のもととなりますので、綺麗に掃除をしましょう。