Garden Works

落葉樹を植える

植え付け後2

お庭である程度のスペースがあるようなら、樹木を植えてみませんか?

大きく育たない樹木や横に枝を伸ばさない樹木にすれば、比較的気軽にお庭に植えられます。

樹木が入ると、植栽にまとまりや立体感が生まれます。

花の美しい樹木や新緑や紅葉の美しい樹木が多い落葉樹を植えて、
四季の彩り・変化を楽しめる素敵な空間を作りましょう。

step1:お庭の環境を考えながら、樹木の性質・個性を見て植物を選ぶ

植えた後、何年も楽しむ事になる樹木類はどの場所にどんな樹木を植えるか計画を立てて、それに合う樹木を選ぶ事が大切です。それぞれの樹木の性質や特徴、成長の早さなどを確認し、庭の環境条件に合うか、植える目的にあっているか・・を考えながら樹木を選びましょう。

≪確認しておきたい項目≫
・花や実などの鑑賞ポイントと その時期。
・生育環境(日当たりなど)
・成長速度と、本来どのくらいの大きさに育つ樹木なのか
・気をつけたい病気・害虫

根が繊細なものは植える際に根が傷んで枯れやすくなります。(← 移植の難しい樹木)
ご自身で植えられる場合は、『移植のしやすさ』や『植え込みの方法(その樹木を植える際に注意すべき点など)』も聞いておくと安心です。

購入後は根が乾かないよう、なるべく早く庭に植えます。
※やむをえず期間をあける場合は、数日なら根にたっぷりと水をかけて寒冷紗などで包んで保護します。
それ以上間があく場合は、仮植えをしておきましょう。

step2:仮置きをして位置・向きを検討

検討

まずは、植えようと思っている場所に置いて、植える位置や向きを確認します。

樹木を置いたら、少し距離を取って空間全体を見回し、風景・景色としてのバランスを考えながら位置や向きを決定します。

樹木の向き(正面)は全体の枝ぶりを見ながら一番素敵に見えるところを正面と考えましょう。

現在の姿、そして、数年後の枝葉を伸ばして成長した姿を思い描きながら配置する事が大切です。

step3:植える穴を掘る

根鉢

位置がきまったら、一度樹木をどかして、植える穴を掘ります。

穴の大きさは、根鉢より、1.5~2倍くらいが目安となります。

穴を掘る際は、剣スコップを使います。
まず、先のとがった部分を土に刺し、掘る範囲の土を解します。

ある程度土を解してから、土をすくうようにして掘るとスムーズに穴を掘ることが出来ます。

掘った土は後で埋め戻しますので、腐葉土を混ぜ込んでおきましょう。

植え穴を掘る1

まずは土を解しましょう
①剣スコップのシャベルの肩に足を乗せ、
体重をかけるようにします。
② 持ち手の部分を引き寄せて土をほぐします。

植え穴を掘る2

根鉢の1.5~2倍程度の穴を掘ります。

step4:樹木を配置し、根鉢の高さや樹木の向き・傾きを調整

樹木の設置

穴を掘り終わったら、腐葉土などを混ぜた土を少し穴の中心にもどし、その上に根を配置します。

※麻の布などが巻いてあるものはそのまま植えてかまいません。
プラスチックの鉢や黒いポリポットに入っている場合は鉢から出して植えましょう。

根鉢の高さは根元部分が周囲の土の高さを合うようにします。
樹木の向きや傾きを微調整しながら少しづつ土を埋め戻します。

step5:周りの土をしっかりと馴染ませる為、『水ぎめ』をする

水きめ

半分~2/3ほど埋め戻したら、土が泥状になる位に水をたっぷりと与え、樹木を軽くゆすって根と土を馴染ませます。

→土中の隙間が気泡になって出てきます。

泥上になって気泡が浮くようになったら、一旦水を与えるのをやめ、水が引いて安定するのを待ち、残りの土を被せてまた水をたっぷりと与えましょう。

全体が馴染み、水も引いたら、最後に周囲の土を株元に寄せて均します。

根が安定するよう、支柱をつけてあげましょう。

土を盛る

水が根元に留まるように、周囲の土を軽く持って土手を作ります

最後に均す

土手にためた 水も引いたら、土手にしていた土を均して仕上げます。
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