シャラ　・　ヒメシャラ

美しい樹形に、美しい幹肌。
爽やかな樹姿と夏に楽しめる椿のような白い花が人気の庭木です。

シャラとヒメシャラは良く似た樹木ですが、ヒメシャラのほうが葉も繊細で花も小さめとなります。

雑木風の庭や、和モダンなお家に良く似合います。

■ シャラ・ヒメシャラの育て方

【剪定】落葉期（2月～3月）
【施肥】寒肥（2月）

シャラも、ヒメシャラも、半日陰～日向を好みますが、強い西日や乾燥は嫌います。

植え付けの際は、土に腐葉土や堆肥をしっかりと混ぜて肥沃な土にするほか、根づくまでしっかりと水やりをするようにしてください。

自然に樹形が整うので、あまり剪定は必要としません。

剪定を行う場合は、自然な樹形を意識しながら、枝の分かれ目から切って込み合った部分を透かしてあげたり、樹形を乱す徒長枝や下のほうから出ている枝を剪定して全体の樹形を整える程度とします。

萌芽力がそれほど強い樹木ではないので、強い剪定や無茶なブツ切り（太さのある幹の途中でブツリときってしまう状態）はさけてください。

病害虫の被害はそれほどありませんが、ツバキ科なので、まれにチャドクガがつくことがあります。
定期的な消毒で予防し、発生が認められた場合は絶対に毛に触れないように気をつけながら、ついている葉ごとビニール袋に落として密封し、すぐ処分してください。