野鳥を呼ぶ庭
巣箱の設置や食餌木(野鳥の食べる実をつける樹木)の植栽で、
地域の野鳥が訪れる庭を作る事もできます。
人の出入りが多いと、鳥たちも落ち着かないので、
窓から見る程度の小さな庭がおススメ。
なるべくナチュラルな雰囲気にしてフェンス等も白ではなく、
自然に馴染むこげ茶など 落着いた色のものにしましょう。
ゆったりと眺める緑の庭に野鳥を招いて野鳥観察を楽しむ事が出来るほか、
庭に潜む鳥たちを食べてくれるという恩恵も期待できます。
IDEA①: 食餌木の植栽
庭に食餌木(野鳥の食べる実を付ける樹木)を植えましょう。
鳥によって好む実があるので、複数の種類の食餌木を植えるのがおススメ。 品種改良されている樹木は実の成分が変化してる事もある為、原種に近いものとし、出来れば地域の郷土種を植えるようにします。
【食餌木の一例】
クロガネモチ 常緑高木
ソヨゴ 常緑高木
ヤマモモ 常緑高木
エゴノキ 落葉高木
ヤマボウシ 落葉高木
カキ 落葉高木
ナンテン 常緑中木
カクレミノ 常緑中木
ネズミモチ 常緑中木
ウメモドキ 落葉中木
ウグイスカグラ 落葉中木
ムラサキシキブ 落葉中木
センリョウ 常緑低木
マンリョウ 常緑低木
アオキ 常緑低木
ヒサカキ ・ ハマヒサカキ 常緑低木
コムラサキ 落葉低木
ユスラウメ 落葉低木
IDEA②:巣箱の設置
高木の幹に巣箱を設置し、野鳥に活用してもらいましょう。
市販の巣箱キットを組み立てて使う事ができます。
※鳥によって、巣の入り口の穴の大きさが違うので、あらかじめ呼びたい鳥の好む穴の大きさを確認しましょう。
巣箱をかける際は、他の生き物に襲われないよう、高木の高い所に。
雨が入らないように少しだけ前に傾けて設置しましょう。
巣にえさを運ぶ様子や、野鳥の巣立ちを観察できるほか、
巣の提供によって地域の野鳥にも貢献します。
IDEA③:バードバスの設置
野鳥の水あび場として、バードバスの設置もおススメ。
お洒落なガーデン雑貨としても市販されているので、それらを活用して庭のポイントにする事も出来ます。
基本的には、浅く水を張っていればよいものなので、市販のバードバスでなくても、受け皿等の浅い容器に水をはるだけでもOK。
和の庭や、雑木の庭では、水鉢を使うと庭の景観になじみます。水鉢をつかう際は、中に砂利を入れて水深が1~3cm程度になるよう調整しましょう。