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自然のサイクルを利用した庭づくり

イラスト2


地域の生き物にも優しい庭をつくるなら、安易に農薬や殺虫剤は使いたくないものです。

環境にあう様々な植栽を特性、性質にあった場所に植えるほか、コンパニオンプランツや忌避植物の効用、自然のサイクルも活用していきましょう。

それらを上手に活用できるよう、日々植物の様子や庭を訪れる生き物を観察し、適宜コントロールする事も大切です。

IDEA①コンパニオンプランツの活用

野菜とハーブ等 近くに植えて一緒に育てる事で病害虫予防や生長促進、風味アップ等の効果が期待できるといわれるコンパニオンプランツ。効果が保証されるものではありませんが、健やかな生長を期待して活用するのもおススメです。

【 コンパニオンプランツ 一例 】

マリーゴールド

マリーゴールド
害虫予防。強い臭いで虫を遠ざけるほか、根からの分泌物で土中のセンチュウを遠ざけ、被害を防止。菜園には是非植えたい植物です。

ナスタチウム

ナスタチウム
害虫予防。アブラムシを遠ざける他、自ら『おとり』になってにナメクジ等をひきつける事で、周囲の植物を守る効果も期待できます。

バジル

バジル
トマトの害虫予防、生長促進、そして風味UPも期待できます。料理にも一緒に使う事が多いので、是非一緒に植えたいハーブです。
 

カモミール

カモミール
キャベツやたまねぎと一緒に植えると、生長促進や風味UPが期待できます。弱った植物のそばにカモミールを植えると回復する事があるそうで「植物のお医者さん」とも言われます。

ミント

ミント類
強い香りで害虫を遠ざけます。繁殖力が強く、拡がりやすいので、鉢植えにしてそばに置いておくのがおススメです。

タイム

タイム
キャベツなど、アブラナ科の植物に蝶の幼虫がつくのを防ぎます。防虫効果で、虫を寄せ付けないといわれます。

IDEA②:忌避植物の活用

蚊やネコ、モグラ、ネズミ等を庭に寄せ付けないようにするために、忌避植物を活用するというのも一案です。
「排除」や「退治」するものではなく、「それが植わっているところにはあまり寄りつかなくなる」といった緩やかな効果ですが、駆除剤や退治の道具を仕掛けるよりも自然環境や生き物に優しい方法といえます。

【忌避植物 一例】

ゼラニウム

ゼラニウム
蚊よけの植物として有名なゼラニウム。「蚊連草」という名で販売されています。

ミント

ミント類
ミントの強力な香りはネコ避けにも効果が期待できます。
他には、ルーを植えるも効果が高いといわれます。

マンジュシャゲ

リコリス(彼岸花)
彼岸花や水仙は球根に毒性があり、ネズミ、モグラなどが田畑を荒らすのを防ぐ為、あぜ道に植えられたといわれます。(その付近だけ寄り付かせない程度の効果で退治はしません)

天敵利用

IDEA③:天敵の活用

害虫防除には、生態系の食物連鎖というサイクルも活用できます。天敵を利用することで、害虫を減らしていきましょう。

天敵利用といえば、まず思い浮かぶのがテントウムシ。
テントウムシは、アブラムシを食べてくれます。
丸い成虫の姿の印象が強いので間違ってテントウムシの幼虫を捨てないように気をつけましょう。

トンボや蜘蛛は蚊を捕まえます。
家族の了解が得られればですが、蜘蛛の巣も(目立たないところであれば)そのままにしておくというのも一案です。

庭を訪れたトカゲやヤモリは虫を捕食してくれます。
トカゲは、自然石が積んであるところなどに時々います。庭の奥で植え替えをしていたら、いきなりスルスルっと出てくることも。虫や蛾を食べてくれるので、見つけたらそっとしておいてあげてください。

野鳥も
庭の虫を食べてくれます。
庭で小さな生き物の様子が見られるという事は、それだけ庭の自然が豊かという事でもあります。
害を及ぼすものでなければ、無理に排除せず共存していきましょう。

IDEA④:コンポストを使った堆肥作り

家庭から出る生ゴミは、コンポストを使って堆肥にしましょう。
ゴミを削減すると共に有機質肥料として土の養分になります。
秋は落ち葉を集めての腐葉土作りもおススメです。

腐葉土

IDEA⑤:マルチングの活用

花壇の土面や庭木の根元は、腐葉土でマルチングを。
有機質が豊富になることで、ミミズなど土壌生物が土を耕してくれるほか、それらの虫を取る鳥も呼び込みやすくなります。

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