植物に必要な養分

落ち葉が堆積し微生物の宝庫となる自然の山とは違い、根元を綺麗に清掃されたお庭や、限られた土量のプランターではどうしても土の養分が不足しやすくなります。

植えつけて数年経った庭木類や屋外で育てている鉢植には、植物の成長に必要な要素を効果的に補う為に適宜施肥を行いましょう。

◆植物に必要な養分　Ｎ・Ｐ・Ｋ

Ｎ　（チッソ）
『葉肥』とも呼ばれ、茎・葉・根 の生育に欠かせない養分。光合成の促進などの働きをします。

Ｐ　（リン酸）
『花肥』『実肥』とも呼ばれ、花の開花や実の結実に必要な養分。花付きを良くしたい時に。

Ｋ （カリ）
『根肥』とも呼ばれ、暑さ寒さ、病気などへの耐性が強くなり、植物全体の健康を促進します。

植物は、この三要素を中心に、その他微量要素と呼ばれるカルシウム、マンガン、イオウなど様々な養分をバランス良く取り込みながら成長しています。

これらの栄養分は、足りないと欠乏症、多すぎると養分過多となって害が出ます。

養分過多に関しては、与える量をセーブする心がけで防止できます。
肥料袋に書かれた量を守るか、ちょっと控えめくらいを目安にしましょう。

植物の様子を見ながら、目的に合わせてバランスよく必要量を与えるようにしましょう。