Garden Works
寒肥(かんごえ)
自然の野山と違い、定期的に清掃されて落ち葉が堆積・分解する事の
ない庭では、施肥を行う事で 土の栄養分を補充します。
庭木等で、一般的に行われる施肥の手法は『寒肥(かんごえ)』。
植物が休眠している冬の寒い時期(1月~2月)に緩効性肥料を施し、
春に植物が活動を始める頃に効果が出るようにします。
【寒肥 作業のPOINT】
● 寒肥では、牛糞堆肥・油かすなど 緩効性の有機質肥料を与えます。
有機質肥料は、土中の微生物に分解されて植物が吸収できる栄養分となります。
土壌改良の効果もあり、庭木や 定期的に植え替えをしない潅木や多年草の
花壇等への施肥に向いています。
● 植物は、根の先端から養分を吸収しています。施肥を行う際は、
樹冠(枝葉が茂る範囲)の下あたりに、肥料を与えるようにしましょう。
■ 庭木(中高木)への施肥
中高木類は、樹冠の下あたりを目安に3~6箇所 深さ20cm
程度の穴を堀り、緩効性の有機質肥料を埋めます。
昨年も実施した場合は、埋める穴の位置を替えておきましょう。
■ 低木・花壇への施肥
低木類は、根元周辺に完熟堆肥を撒いて表面を軽く耕します。
花壇地にまとまって植えられている場合は、緩効性の肥料を
パラパラと撒くだけでもOKです。
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