草花手入れ
水やり前や掃除後のちょっとした時間に、植物の状態を観察し、少しづつ、
こまめに手入れを しましょう。
花がら摘みや傷んだ枝葉のカットなど 「手入れ」をする事は、植物の
健やかな生長を促すだけでなく、植物をより身近に感じる機会にもなります。
新しい芽が伸びて生長していく姿に感心したり、
蕾をつけて 開いた花の美しさに感動したり。
手入れは、ガーデニングの楽しみの基本ともいえる作業です。
■花がら摘み
花がら摘みは、咲き終わった花を摘み取る作業。
咲き終わった花は見た目に悪いだけでなく、種をつくろうとして株の養分を
消費したり、腐って病気の元になったりします。
花びらで周囲を散らかさない為にも、花が咲き終わったら早めに花がらを
摘みましょう。
摘み取る場所は、花の咲き方によって異なります。
サルビアやセージなど、花穂が付くものは
上の花まで咲ききったら花穂全体をカット。
ヒヤシンスなど花茎がしっかりと太いものは花茎を切る事が株の負担に
なるので、終わった花を一つ一つ摘み取ります。
ブルーディジーやパンジー・ビオラなど、花茎が伸びて花を付けるものは、
花茎の元の部分からハサミでカットします。
心配な場合は、花の購入時に 咲き終わった花がらはどのように
摘むのがよいかを、お店の人に 確認しておきましょう。
■茶色くなった葉のカット
茶色く変色した葉は、それ自体が緑に回復する事はありませんので、こまめにカットします。
大きな葉が部分的に枯れている場合は、変色した部分のみカットしておきましょう。
その際、できるだけ葉の形に近い姿にカットすると、自然な雰囲気に仕上がります。
【POINT】 草花手入れがしやすいように、ハサミと小さなゴミ箱は
取り出しやすい所に用意しておきましょう。
作業は基本的に ハサミを使って実施してください。
手で折ったり、引っ張って摘み取ろうとすると、思わぬところから抜けてしまったり、
無理に折り取って茎がつぶれてしまう事もあります。
作業自体は難しいものではないので、気がついた時に少しづつ作業できる環境を
作っておきましょう。