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植物にとって良い土とは?

クチナシ


植物は地面に『根』をはって体を支え、『根』から水分や養分を吸い上げて
生きています。

『根』は ゆっくりと伸長(成長)し、呼吸もしています。
水や養分を吸い上げる事が出来るのは根の先端の『根毛』といわれる部分。
ゆっくりと確実に伸長(成長)しながら、養分を枝葉に送って自らを健やかに
成長させています。

『根』がきちんと成長し、水や養分を植物にいきわたらせ、
植物を健やかに育てる土として必要になってくる性質は ・・・

土の図

①根が水を吸い上げる事が出来る
=保水性の良い土

土に植えられた植物の根が吸い上げる事が出来る水は、
土の粒子の間に保水されている水。

水を含ませたスポンジで例えると、
絞った時にザッと出てくる水です。

土の粒子があつまった団粒構造と呼ばれる状態であれば、
その粒子隙間に根が吸い上げる事が出来る水が確保でき、
保水性の良い土という事になります。

土図2

②根が呼吸できる
 =排水性・通気性が良い土

根も呼吸をしています。
なので、①で書いた「根が吸い上げる事の出来ない水」が
溜まった状態になっていると、根ぐされを起こします。

団粒構造であれば、粒子の塊同士の隙間に空気が確保
できる為、ここでも『団粒構造である事』が重要になります。

また 鉢植えの場合は、鉢底の穴からしっかり水が抜ける
事が大切です。

不要な水は しっかりと排水して、通気性の良い土に
しておきましょう。

③根が必要な養分を吸い上げる事が出来る。

植物は、肥料そのものから栄養分を取り入れるのではなく、土中の水に溶けたイオン状態となった養分を吸って
体に養分を取り入れています。

その為 N(窒素).P(リン酸).K(カリ)などの肥料分が適切なバランスで含まれているだけでなく、それらが植物に
ちょうどよく取り込まれる為に 土壌PH、地温などイオン化を促進する要素も重要になります。

また、菌根菌や根粒菌などの細菌の働きによっても養分の吸収が高まるので、そうした有用な細菌類が活動できる
環境である事も良い土の条件となります。

土2

ちょっと細かい説明になりましたが、
上記の条件を満たすような良質の土は 『ふかふかの土』 となります。
なので、ふかふかな土を目指しましょう。

ミミズは、そうしたふかふかな土を作ってくれる生物。
ミミズが居たら また土の中に戻してあげて下さいね。

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