松竹梅

新春や慶事の際の縁起の良い植物として親しまれている松・竹・梅。お正月シーズンには、これらを組み合わせた「松竹梅」の盆栽が販売されます。
松竹梅を長く楽しむ為に、その育て方をご紹介します。


【置き場所】

植えられている植物が松、竹（笹）、梅、と屋外で育つものですので屋外で育てます。

とはいえ、せっかくの縁起物ですのでお正月には、室内に飾って楽しみましょう。

室内における期間としては、冬であれば長くても1週間。
なるべく日当たりの良い、暖房の風があたらない所におきます。

温かい部屋に置くと梅が一気に花を咲かせますが、散るのも早くなります。花を長く楽しみたいなら、暖房の無い涼しい部屋（玄関先）などにおきましょう。


【水やり】

鉢の大きさ（＝土の量）にもよりますが、冬は2～3日に1回水やりをします。水やりは、屋外で。与えた水が凍らないよう、水やりは午前中に行います。

上に貼ってある苔を傷めないよう、ゆっくりじっくりと水を与えましょう。

鉢底から水が抜けるくらいにたっぷりと与えたら、水が鉢底の穴から染み出さなくなるまで待ってから鉢全体や鉢の底を雑巾で綺麗に拭いて室内に取り込みます。

室内に飾ると乾燥しやすく、コケが傷みやすいので時々霧吹きで水をかけてあげましょう。


【お正月が過ぎたら・・・】

お正月が過ぎたら、屋外にて管理をします。
梅が咲き終わったら、松竹梅をばらして、それぞれ別の鉢に植え替えて、一つ一つの盆栽として管理しましょう。