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お花の植栽計画③ 見栄え良く 植物を組み合わせる


庭に植物を植える、もしくは寄せ植え等の鉢植えを置く)際は、まず お庭の環境に合った植物を選ぶ事が大切です。
管理の手間や植物の健やかな生長を考えて 同じような生育環境を好む植物を組み合わせて植えましょう。

また、配置の際は『主役の花』 『主役を引き立てる花』『縁取りとなる花』等 それぞれの植栽空間における役割を
意識しながら、リズム良く 配置します。
※詳しくは
『お花の植栽計画② 植物の組み合わせは役割を考えて選ぶ』 をご参照下さい。

こうした基本は守りつつ、植物を見栄え良く組み合わせる際のポイントをご紹介します。

花壇などの広い範囲でも寄せ植えなどの小さな範囲でも、基本的な考え方は同じ。
植物を選ぶ際や 配置検討する際、より素敵に見えるよう、下記ポイントも意識してみましょう。

寄せ植え

【POINT①】 高低差を作って 変化のある組み合わせとする。

花壇では、基本的に 奥に背が高いものを、手前に低いものを配置します。
地面を這う(被う)ものや、枝垂れていくものは一番前に。

全体的に同じ高さの同じ育ち方の花を、均一に並べてしまうと、立体感がなく
畑のような印象になってしまうので、高低差差や、全体的なバランスを意識
して、リズム感のある配置を心がけましょう。

※植物の大きさは購入時の姿やサイズではなく、生長時の草丈で考えます。
(草丈はラベルや図鑑等で調べることができます)

【POINT②】 色使い・色あわせにこだわる

まず、作りたいイメージにあわせて、テーマとなるカラーを決めましょう。

清楚なイメージなら 白、明るい雰囲気なら 黄色やオレンジ、シックな印象なら 赤や紫・・・イメージから連想される色は
人によって異なりますが、テーマカラーを定めた上で組み合わせる色を考えると、綺麗にまとまりやすくなります。

花色あわせ 葉色あわせ

花色あわせ ・・・ 使う色は三色程度に

咲く花の色でコーディネートします。
秋の花の場合、紫 ~ 赤・ピンク~オレンジ・黄色が
多いので、
それらのどれかを基本に、深みのある花色を組み合わせていくと
秋らしくなります。

葉色あわせ ・・・ 葉色や斑の入り方を意識

様々な色をもつコリウスだけで組み合わせてみても綺麗です。
同じ植物の品種違いで色の変化を楽しんだり、色をメインに
葉の形の違うものを組み合わせたりしてセンス良くまとめます。

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カラーコーディネートの考え方を活用してみましょう

 グラデーションや同系色でまとめる
色の濃淡だけでまとめる グラデーションや、色合いの近い同系色や 赤なら赤に近い色、赤~紫、もしくは赤~橙など類似する色でまとめると自然な雰囲気に仕上がります

■■■反対色をアクセントに。
赤と緑、青と橙、黄色と紫 など 反対色と呼ばれる色の組み合わせは、お互いの色を強調しあうので、ポイントとして目をひく存在を作る事ができます。アクセントとして使うので、色の分量には注意しましょう。

花色・葉色だけでなく、鉢の色合いや 素材も含めて 空間全体の色を意識すると、まとまりのある庭となります。
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植栽風景

【POINT③】 植物のフォルムと組み合わせにこだわる

全体的な姿・フォルムや 葉、花の形状・質感を意識しながら、
似たものを組み合わせたり、あえて異なるものをアクセントと
して入れたりすると、センスの良さを感じさせる組み合わせを
作ることができます。

ある程度 基本的な植物を知っていないと、イメージが難しい
ものではありますが、まずはいろんな庭や街なかで見られる
植栽が、どんな組み合わせで 植えられているか を良く観察
しましょう。

観察する時は、無理に名前を覚えようとしなくてOK。
いいなと思ったら、立ち止まって眺めてみるだけでも自分の
中にイメージが蓄積されるので、素敵だなと思う庭や、住宅
展示場、モデルガーデンの植栽、花屋さんの店先に並んだ
寄せ植え等を観察してセンスを拡げていきましょう。

初夏や秋のガーデニングシーズンに 各地で開催されるガーデニングショーなどに出かけて、展示を見るのもオススメです。

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